パンクロッカー kazma tamaki 氏 (246 records) によるレビュー

僕がOKMusicでアーティストyoroleyの存在を知った、いや意識したのはアルバムのタイトル曲でもある「いつから 僕らは」が投稿され、聴いたときから。

そのときのコメントにも残っているけれど「この人は和製ニール・ヤングだ。」って思った。拙いながらもその曲は僕もカバーさせて頂く程好きで、今でもこのサイトで出会った曲の中で大好きな曲のひとつ。その曲がタイトルだということが、個人的にはうれしい。

さて、アルバム。まずどの曲も音の分離、クリアさが投稿されたバージョンよりも格段に良くて4曲目「答えを探す人へ」のイントロが流れた瞬間、その美しさに涙が流れて止まらなかった。アコースティックの音を愛している人が出す精一杯の音が素直に届く。

耳じゃなくて心の琴線に優しく届く。

その独特の唄い回し、ハスキーで優しくて丁寧な歌声、歌詞(彼の場合「詩」と呼ぶべきかもしれない)、人柄を表しているようなアコースティックを基調とした温かいサウンドが一体となってyoroleyの世界を作っている。

収録時間「46(ヨロ)分」というのもアーティストyoroleyのこだわりだろう。もしくは、時折このサイトでも見せる彼のユーモアの一種だろう(笑)

是非、DL版ではなくCDを手にして欲しい。 
DLが主流になってしまった世の中だけれど、ひとりのアーティストが想いと願いを込めて作り上げた作品をDLではなくCDという媒体で手にするのは、時代遅れだとは僕は思わない。

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